そろそろ本気で学ぶ!亜鉛と味覚障害

味覚障害とは?

味覚障害とは甘味、酸味、塩味、苦味などの味を感じにくくなる病気のことです。中には特定の味しか感じられなくなったり、味自体を感じなくなる人もいます。食べ物が最近美味しくないと感じるのも、味覚が変化した可能性があります。

 

■ 日常生活の影響による味覚障害
味覚障害は日常生活の影響により起こることがあります。病気を発症していない人でも起こるため注意しておきましょう。
 
・ 亜鉛不足
食生活の原因で最も多いのが亜鉛不足です。亜鉛は細胞分裂に使われる必須ミネラルですが、不足すると味を感じる味蕾(みらい)の代謝が悪くなります。日本人は亜鉛不足の人も多く、若い人でも味覚障害が増えています。

 

・ 高齢化による原因
高齢者でも味覚障害が増えます。その原因は舌の感覚器官の低下、それと胃腸の機能低下により亜鉛吸収量が低下するからです。60代以上の人は注意しましょう。

 

・ 鼻詰まり
慢性鼻炎がある方は鼻が詰まり味を感じにくくなります。この場合鼻の炎症を抑えるほうが先決となります。風邪のように一時的な鼻詰まりでも味覚異常は起こります。

 

・ ドライマウス
近年増えていると考えられるのがドライマウスの原因です。口呼吸になると口の中が乾燥し、味覚異常を起こしてしまうのです。

亜鉛摂取で味覚障害を改善

食生活の乱れが原因となっている場合、亜鉛の摂取量を増やすと改善しやすくなります。病院の治療でも亜鉛の補給は進められており、あまり症状が酷くないなら市販のサプリメントや食品でも改善できる可能性があります。

 

■ 日本人は亜鉛が不足する
日本人は様々な原因から亜鉛が不足している人が多くなっています。バランスの良い食事を心掛けると共に、意識して亜鉛が多い食事を摂りましょう。

 

・ 1日に必要な亜鉛
亜鉛が必要なのは12mg〜15mgです。この量を毎日摂取できてなければ体や脳、ホルモン生成、味覚異常などの問題が発生する可能性があります。

 

・ 牡蠣なら数個
食品の中でもっとも亜鉛の含有量が多いのが牡蠣です。1日2個〜3個程度食べるだけでも推薦量を摂取することができます。毎日食べることはできませんが、旬の時期には食卓に登場させてみてください。

 

・ 日本食
昔ならではの日本食にも亜鉛が含まれています。昔の人のような粗食は亜鉛の量はそれほど多く無いのですが、食品添加物が少なく亜鉛消費量も多くなかったため十分足りていました。今でもごま、魚介類、海草などの日本食は亜鉛摂取におすすめです。

 

・ 手作りを心掛ける
毎日の食事で亜鉛の摂取量を増やすには、手作り食が基本となります。加工食品に含まれる食品添加物は亜鉛の消費を多くしてしまいます。

 

・ たんぱく質と相性が良い亜鉛
亜鉛はもともと吸収率が低いため、相性の良い食材で摂取するのが効率よくなります。魚介類やお肉は良い食材だといえます。

 

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参照リンク

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味蕾【みらい】

食べ物の味を感じるのは味蕾(みらい)と呼ばれる器官が舌にあるからです。つぼみのような形をした小さな器官で、とても代謝が高くなっています。

 

■ みらいが代謝できない原因
このみらいは短期間で代謝を繰り返しているため、食生活や生活習慣などの影響で代謝に影響を及ぼします。

 

・ タバコの吸いすぎ
タバコを吸う人は味覚に異常を感じやすく、味が濃くなりやすいともいわれています。これはタバコの影響でみらいの代謝に影響を及ぼすからです。味をしっかりと感じたい方は禁煙をおすすめします。
 
・ 亜鉛不足で代謝が狂う
みらいは短期間で生まれ変わっているため、細胞分裂に必要な栄養素が不足すると代謝できません。とくに亜鉛はタンパク質合成に関わり、細胞分裂にも必要となるため必要量を摂取しなければなりません。

 

・ 激辛食品
みらいの代謝による影響は香辛料の使いすぎでも起こります。適度に辛い食品ならそれほど影響はありませんが、必要以上に辛くしすぎるのは避けましょう。

 

・ 年齢的な要因
みらいは年齢的にも代謝速度が低下してしまいます。常に新しい細胞に生まれ変わらせるためには、亜鉛を摂取して代謝を良くする方法が有効となります。また適度な運動で成長ホルモンを増やしたり、活性酸素を減らし細胞のダメージを減らしましょう。

舌を磨くと味覚障害に?

舌はブラシで磨きましょうと進める人もいれば、逆に舌にある味蕾(みらい)が傷つくから避けたほうが良いという人もいます。いったいどちらが正しいか気になる方も多いでしょう。

 

■ 味蕾が減ると味覚障害に?
みらいが減ると味を感じる器官が少なくなってしまうため、味覚障害になってしまうと感じてしまいます。舌をブラシでゴシゴシ磨くと味覚障害になってしまうのでしょうか?

 

・ みらいの寿命は約10日
みらいが生まれ変わる速度は約10日周期だといわれています。毎日ゴシゴシ強く磨くのは考えものですが、多少磨いてみらいが破壊されたとしても次々に新しい細胞が再生するためそれ程心配はありません。

 

・ みらいは9000個も存在する
毎日舌をブラシで磨いたとしても9000個もある細胞全てが破壊するわけではありません。一部が破壊されるのみで味覚に異常が出るほどではないと考えられます。

 

・ 重要なのはみらいの再生力
舌を磨いて破壊することよりも、もっと重要となるのが再生力です。若い人は代謝が良いためきちんと10日前後のサイクルで再生されていますが、年齢と共に代謝が落ちて新しい細胞が生まれなくなってしまいます。そのようにして高齢になると味覚が分からなくなる人が増えてしますのです。

 

・ みらいの再生に亜鉛が不可欠
細胞の代謝には亜鉛が不可欠です。舌を磨いたらちゃんと亜鉛も摂取しましょう。

 

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